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Q50代のお肌は悩みが多いもの。どうやってお手入れしたらいいの?

老化を食い止める!50代のお肌の悩みを解決するスキンケア

50代のお肌は、40代と比べて加齢による肌の劣化が急速に早まる所に特徴があり、たるみ・しわ・シミ等が急激に増えて戸惑う方も多いようです。
 
特に閉経後のホルモンバランスの変化で、これまでよりも綺麗なお肌の維持が難しくなる場合が多く、肌の劣化を緩めるケアと肌への刺激を今まで以上に抑えるケアが非常に重要です。

1-1.シミ・シワ・たるみ…加齢による肌の問題が深刻化するのは閉経と関係が?

 
女性が閉経する平均年齢は50歳と言われています。

更に50歳という年齢は女性のお肌が急に老化してしまう年齢でもありますが、それは何故なのでしょう。
 
実は、生理によって活発になる女性ホルモンが閉経と共に急速に減ることから、40代よりもシミ・シワ・たるみが急速に進んでしまう為だったのです。
 
女性ホルモンの中でも特にエストロゲンと呼ばれるホルモンは骨を丈夫にしたり肌を美しく保つなど、女性にとって非常に重要な役割を果たしますが、卵子を包んでいる卵胞という袋から分泌されるホルモンである為、閉経後はほとんど失われてしまうものなのです。
 
けれど、年齢のせいにして諦めるのはまだ早いですよ!

閉経後の女性でもエストロゲンを作り出す方法があります。
 
デヒドロエピアンドロステロンという難しい名前のホルモンで、成長ホルモンと呼ばれているホルモンがあります。
 
成長ホルモンは通常、睡眠・運動・食事等によって得られるもので、その名の通り子どもの成長に大きく関わっているものですが、なんとこの成長ホルモンはエストロゲンを作り出すことが出来るのです。

1-2.成長ホルモンを分泌させる方法とは?正しい生活習慣が最重要!

 
成長ホルモンは副腎や生殖腺で分泌されるホルモンで、女性の場合体内でエストロゲンに変化するという特徴があります。
 
つまり、
 

  1. 成長ホルモンを増やす
  2. エストロゲンが増える
  3. 急激な老化を和らげ、肌の調子を整える

 
というわけです。
 
では、成長ホルモンを増やす為に必要なこととは何でしょうか。
まとめてみましたよ。
 
 

空腹

意外なことに、空腹が成長ホルモンを分泌するようです。
空腹になると低血糖となりますが、その状態が成長ホルモンを分泌するのだとか。

つまり、間食が多く空腹を感じないまま食事をしてしまうと、成長ホルモンを分泌する機会が失われてしまいます。

出来るだけ間食は控えて、きちんと空腹感を感じてから食事をしましょう!

睡眠

一時期夜の22時~2時までを『お肌のゴールデンタイム』と呼んで、この時間にきちんと睡眠をとることが美肌を作る、なんていうのが話題になりましたよね。

実は『お肌のゴールデンタイム』は、入眠後の3~4時間後の成長ホルモンが分泌される時間帯のことだったのです。

というわけで、今日から22時~2時の間は絶対に眠っているようにしましょう!

とは言っても、簡単に実践出来れば苦労はしません。

私が実際にやってみて感じたのは、『22時規則正しい生活リズム+いかに深く眠っているかが重要』ということでした。

10時~2時という時間でなくても規則正しく良質な睡眠をきちんととることが出来ていれば、恐らく成長ホルモンも分泌されているのでは…と思います。

あなたは普段どのような生活を送っていますか?
再度自分の生活を振り返り、無理のない範囲で規則正しい生活サイクルと睡眠時間を確保して、良質な睡眠をとってみましょう!

運動

筋肉がつく理屈は広く知られているとは思いますが、ホルモンの分泌と非常に深く関わることから簡単におさらいしてみます。

まず、筋肉トレーニングを行うことで筋線維が壊れ、筋線維はどんどん治されるごとに強くなり頑丈な筋肉が作られます。

成長ホルモンが分泌されるのは、筋線維が壊れて修復するタイミングです。

つまり、運動によって筋線維が壊される度に成長ホルモンが分泌されます。

しかもこの場合の運動はウォーキングのような有酸素運動ではなく、加圧トレーニングやスローな動きで行うスクワット等に代表される無酸素運動が効果的です。

『加圧トレーニングとかスクワットって、すごくキツそう…』

と思ったアナタ!確かに無酸素運動はキツいものが多いです。…行う時間が長ければ。

成長ホルモンを分泌する為の運動は、長時間行う必要はありません。10分~15分程度の短時間で大丈夫です。

今日から腕立て伏せ・腹筋・スクワット・短距離走などなどの無酸素運動を15分だけやってみましょう!

食事

成長ホルモンに欠かせないもの…それはタンパク質です。

何故タンパク質が重要かというと、成長ホルモンはタンパク質によって作られている為、成長ホルモンの生成にとって非常に重要な成分なのです。

お肌の状態を気にする女性はタンパク質を避ける傾向があるようですが、タンパク質は身体を作る重要な要素の1つで、欠如すると何も良いことがありません。

まして成長ホルモンを意識する場合は必須の成分です!

肉類・納豆/豆腐/味噌等の大豆を使った食品・ナッツ類等も積極的に食事に取り入れてみて下さい。

2.50代女性のお肌にぴったりのケア&アイテムは?

50代の女性のお肌は非常に悩みが多い状態。
 
今までよりも入念なうるおいケアが必要となり、更にお肌への刺激をほとんどシャットアウトするくらいの慎重さが求められます。
 
ここでは50代女性におススメなケアと対策をご紹介します。

2-1.うるおいケア+オススメ成分

 
50代女性のお肌は加齢によって内部の組織が弱っている状態なので、非常に乾燥しやすいものです。
 
使用感よりもうるおいを重視したスキンケアが必要で、尚且つ大人の女性に相応しい高級な成分を使用したアイテムがオススメです。
 
また、保湿重視のアイテムを選ぶだけでなく、日中の乾燥対策もこまめに行う必要があります。
 
具体的には油分の入っている化粧水のミストでうるおいを与えたり、朝のスキンケアを今までよりも時間をかけて入念に行うだけで随分変わりますよ!お試しあれ。
 

オススメの成分

お肌に効率よくうるおいを与えて、尚且つ程よく油分も混ざっているアイテムが理想的。
ヒト型セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・スクワラン・アルガンオイル・プラセンタ

 
 
うるおい補給にオススメアイテム

フィトリフト

配合成分:ヒト型セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸・スクワラン
アルガンオイル・プラセンタ・フィト発酵エキス・ヒアルロン酸・白金

ヴィタクト

配合成分:ヒアルロン酸・シロキクラゲ多糖体・チューべロース多糖体・チューベロース多糖体
オプンチアフィクスインジカ果実エキス・スクワラン・セレブロシド

メディプラスゲル

配合成分:スクワラン・プラセンタ・ヒアルロン酸・エラスチン・コラーゲン・セラミド

コンシダーマル

配合成分:プラセンタ・セラミド・スクワラン・エラスチン・ヒアルロン酸・コラーゲン・シア脂+ラメラ構造

ドクターシーラボ エンリッチリフトEX

配合成分:スクワラン・コラーゲン・ヒアルロン酸・金・白金・セラミド

珠肌ランシェル

配合成分:卵殻膜・卵白・酵母・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・プラセンタ・スクワラン・ユビキノン・エラスチン

AJ モイスチャーゲルクリーム

セラミド・コメヌカ発酵液・プラセンタ・スクワラン・ヒアルロン酸・コラーゲン

DHC アスタキサンチンコラーゲン オールインワンジェル

コラーゲン・スクワラン・エラスチン・ヒアルロン酸・プラセンタ・ヘマトコッカスプルビアリスエキス(アスタキサンチン)・ローヤルゼリータンパク

 
 

2-2.シワ・シミ・たるみケア+オススメアイテム

女性ホルモンの低下により真皮のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸等が著しく低下してしまう50代女性のお肌。
 
うるおいを与えるだけでなく、年齢が気になるお肌に向けて作られたアイテムで効率的にお肌を整えましょう!
 
また、シミウスやシーラボのエンリッチリフトEXのようにマッサージを推奨しているアイテムも存在していますが、私は基本的に40~50代の方にはマッサージをオススメしません。
 
何故かというと、顔の皮膚は非常にもろく、ちょっとした刺激で直ぐに傷ついてしまう為です。
 
まして40~50代の方のお肌は一層繊細に出来ていて、強い力で肌を引っ張られたり力が加えられることで、より肌が傷ついて老化を進めてしまう恐れがあります。
 
仮にマッサージを行う場合は、非常に優しく行うことをオススメします。
 
シワ・シミ・たるみにうるおいを与え、高酸化力の高い成分を使用したアイテムがオススメ。
 
 
抗酸化力の高いアイテム

フィトリフト

フィト発酵エキス・ヒアルロン酸・白金

DHC アスタキサンチンコラーゲン オールインワンジェル

コラーゲン・スクワラン・エラスチン・ヒアルロン酸・プラセンタ・ヘマトコッカスプルビアリスエキス(アスタキサンチン)・ローヤルゼリータンパク

メコゾーム シルクサーフェスゲル

プラセンタ・アスタキサンチン液・ヒアルロン酸・マリンエラスチン・ローヤルゼリーエキス・シロキクラゲ多糖体

シュセラ モイストゲル

スクワラン・ヒアルロン酸・パンテノール・コラーゲン・セラミド

リ・ダーマラボ モイストゲルプラス

スクワラン・セレブロシド・セラミド・ヒアルロン酸・ユビキノン

珠肌ランシェル

卵殻膜・卵白・酵母・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド・プラセンタ・スクワラン・ユビキノン・エラスチン

3.活性酸素がカギ?活性酸素対策

『活性酸素』というものをご存知でしょうか。

最近では活性酸素についての情報も徐々に広まりつつあり、『身体に悪いもの』というイメージの強い成分かもしれません。
 
この活性酸素という存在は呼吸により体内に入った酸素の一部が活性化したものなのですが、実は加齢による肌の衰えと切っても切れない関係にある物質です。
 
体内での活性酸素の役割は『強い酸化力による細菌・ウィルスの殺菌を行うこと』であり、本来は人間の身体を守る防御機能なのですが、実はこの『強い酸化力』というのが少し厄介なのです。
 
活性酸素は適量であれば身体を守る重要な成分なのですが、紫外線・ストレス・運動・喫煙・乱れた生活習慣等で増えすぎてしまうことがあります。
 
増えすぎた活性酸素は『強い酸化力』によって細胞を酸化させてダメージを与え、皮膚をはじめ骨や内臓などの老化が進んでしまいます。
 
これが活性酸素が悪者とされている理由です。
 
つまり、活性酸素が増えてしまうと、それだけ老化が早くなってしまいます。

3-1.活性酸素を防ぐには?

 
えすぎてしまうとお肌どころか身体全体をサビさせてしまう活性酸素は、どのように防げばいいのでしょうか。
 
ここでは『生活習慣の改善』と『抗酸化力の高い食品を取り入れる』という2つに分けて、それぞれの対処法を見てみます。

生活習慣の見直し

先ほどの項目でも説明した紫外線・ストレス・運動・喫煙・乱れた生活リズムなどは活性酸素が増えてしまう原因となります。

成長ホルモンの分泌を促す+活性酸素を防ぐ為に、乱れた生活習慣は改善しましょう!

美しい生活習慣が、美しい身体とお肌を作ります。

紫外線

紫外線は活性酸素を多量に増やしてしまう最たる原因とされており、シミやお肌のうるおいや弾力を維持するコラーゲンやエラスチンを減少させてしまいます。

それを防ぐために、紫外線対策は念には念を入れて行う必要があります。

また、紫外線は5月から夏ごろにかけて強くなると言われていますが、多少の強弱はあれど年中降り注いでいるものです。

つまり、本気で紫外線対策をする場合、日焼け止め等による対策は年中行う必要があります。

『夏以外はそんなに紫外線なんて気にしなくても…』という少しの油断がシミやたるみに繋がってしまうので、油断大敵です。

ちょっとだけ手間がかかりますが、綺麗なお肌をキープする為には習慣づけておきましょう!

飲む日焼け止め 最近増えてきた飲む日焼け止めですが、体内から肌を守ってくれるので唇や目など、普段紫外線対策しにくい場所まで紫外線から守ってくれますよ。

UV-A波、B波ともに効果があるとされていて、尚且つほぼ副作用はない製品も多いので、本気の紫外線対策にはオススメです。
日焼け止め
(UVカットできるファンデ/下地/リップ等)
日常紫外線は毎日の日焼け止めである程度防ぐことも出来ます。

年齢を感じさせる顔・手・首筋は特に重点的に!

また、外出している際は1時間おきに塗りなおして、紫外線による老化を徹底的に防ぎましょう。

近頃はメイキャップにもUVカット機能がついているものもありますが、化粧直しのついでにUV対策出来るので便利です。
日傘/アームカバー/帽子/サングラス/衣類

近頃は紫外線対策の為のグッズが非常に多くなりました。

中でも薄手のカーディガン等でUV対策用のものが販売されていたりと、ファッションの中に取り入れられるものが多いので、利用しない手はありません!

他にも、定番の紫外線対策グッズである日傘・アームカバー・帽子・サングラス等を活用することで、日焼け止めの塗り忘れ等があっても被害を最小限に留めることが出来ますよ。

・まとめ

50代のお肌はホルモンバランスの変化や、今まで続けてきた習慣やケアの結果が顕著に表れる年代でもあります。

けれど、諦めてしまうにはまだ早いです。

まだまだ綺麗なお肌を維持することも可能なので、毎日の正しいケアと生活習慣で50代ならではの美しいお肌を維持しましょう。

また、どうしても気になるお肌のトラブルが起きた場合は病院を受診するのもオススメです。

お肌が綺麗だと外出が楽しくなったり、気分も前向きになれますよ!